Kazuya Nakagawa

PersonSHIBAURA MECHATRONICS CORPORATION

中川 和哉2014年度入社

ソフト設計

多くの部門が連携して
一つの製品を作り上げる楽しさ

スマホなどのディスプレイ製造装置の一部である、小型OLB(アウターリードボンダ)装置の制御ソフトを作っています。社内での設計および動作確認はもちろん、実際にお客様の製造現場に出向き、お客様と協力して装置の立ち上げ作業を行います。その際、使い勝手をより良くするための追加オーダーをいただくことも多く、常にその場での対応力が求められます。入社半年で初めて担当した案件では、「もっと経験のある担当者にしてほしい」と言われてしまい、悔しい思いをしましたが、作業内容を一つずつ覚えて丁寧に対応していくことで、お客様のもとに通い始めて1年ほど経った頃には、「次はいつ来るの?」と声をかけていただけるようになりました。長期にわたってお客様と直接向き合っているからこそのやりがいがあり、「喜んでいただきたい」という思いが大きな原動力になります。

多くの部門が連携して一つの製品を作り上げていく点も魅力の一つです。案件が決まると社内でチームを組んで担当します。基本編成は、営業、調達、製造、機械設計、電気設計、ソフト設計、品質の7部門で、ソフト設計は機械設計と電気設計の動きを確認しながら作業を進めていきます。私は入社以来一貫してソフト設計を担当していますが、他部門の方と共同で作業する中で他部門の業務の一部を体験させてもらうことがあります。頭で考えて良いと思ったことでも実際に試すと課題が見つかりますし、自分が思いつかなかった改善のアイデアやプログラムの組み方などを知ることができ、大きな刺激になっています。部門間の正式な異動のほかに、「応援」という期間限定の異動のような形で他部門の業務を担当する機会があります。私自身はまだ応援の経験がありませんが、ソフト設計のスキルを高めるためにも、いろいろな知識を深めたいと考えています。

今年で入社8年目を迎えますが、正直まだまだという感覚の方が強いです。技術的に3年である程度のことはできるようになりましたが、新しい製品も出てくるので常に知識をアップデートして対応力を高めたいと考えています。特にトラブル対応では、お客様のもとに伺ってすぐに結果を出さなければご納得いただけないため、即座に解決できるスキルが必要不可欠です。お客様のオーダーに応えることはもちろん、より良い提案ができるように、失敗も糧にしながら成長していきたいと思っています。