Masanobu Yuminaga

PersonSHIBAURA MECHATRONICS CORPORATION

弓長 昌延2019年度入社

電気設計

制御盤は装置の「頭脳」
ケーブルは「血管」

液晶や有機ELパネルの製造工程で使用される、パネルを駆動させるためのICをパネルに貼り合わせる装置を作る部門で、装置を制御するための制御盤と電装品の配線に必要なケーブルの設計をメインに担当しています。具体的には、機械設計担当者と装置の動作や実装される電装品の仕様の打ち合わせをし、制御盤の電気部品の選定から始まります。選定後、CADソフトを利用してシーケンス図(展開接続図ともいいます)や実装図、ケーブル図という図面を作図し、その図面をもとにケーブルが作られていきます。一つの装置には大体700〜800本程度必要になりますので、構造の把握には気を使います。制御盤は装置にとっての「頭脳」、ケーブルは「血管」といったところで、どれが欠けても装置は動きません。そこに責任の重さとやりがいを感じると同時に、自分が設計した制御盤やケーブルが装置に組み込まれ、実際に稼働している姿を見たときはうれしさと安堵でいっぱいになります。

日々の業務の中で、スキルを高めるために多くの図面に触れるようにしています。社内には先輩が作図してきた図面が数多くあります。それらをただ見るのではなく、どういう意図で描かれているのか、常に疑問を持ちながら読み解いていき、図面の中にある設計思想を理解していくことで知識を深めています。まだまだ上司や先輩方に聞いてばかりですが、将来的には誰からも「聞かれる」技術者になりたいですし、新規装置の製造にも関わりたいと思っています。芝浦メカトロニクスには、新規装置のプロジェクトが立ち上がった際に自ら手を挙げられる環境があるので、積極的に参加したいと考えています。

私は大学3年の学内説明会で初めてこの会社を知りましたが、他社に比べて設計者になれる確率が高く、制御盤製作の実習経験も生かせると考えて志望しました。また、みなさん優しく、入社前から雰囲気の良さは感じていましたし、その感覚は実際に働いている現在でも変わりません。芝浦メカトロニクスの製品はシェアが高いという点も誇るべきことです。シェアが高いということはそれだけ多くの方々に使っていただいているということ。日々の生活の中で自分たちが携わった製品を目にすると「多くの人々の生活を支えているんだな」という実感が湧き、モチベーションもグッとアップします。